不燃材料・防炎品・F☆☆☆☆について
火災発生時の被害やリスクを最小限に抑え、人命や財産を守るための重要な対策として、「不燃材料」「防炎製品」「防炎物品」の基準が建築物や施設、製品において設けられています。
不燃と防炎の意味を大きく分けると、一定の条件下で「燃えない」「燃えにくい」の違いがあります。
「F☆☆☆☆(エフフォースター)」は、ホルムアルデヒド放散建材による健康被害への対策として基準が設けられています。
不燃材料 | ・建築基準法で規制 ・国土交通省が管轄 ・一定の建物などでの使用が義務 | 一定の試験条件下で①燃焼しない、②有害な変形、融解、き裂その他の損傷が生じない、③有害な煙やガスが発生しない材料のことです。 不燃材料は、建築基準法が定めるその他の防火材料である準不燃材料と難燃材料と比べて最も厳しい基準を満たしています。 建築基準法で定められた「法定不燃材料」と国土交通大臣が個別に認定した「認定不燃材料」があります。 防火地域内にある屋外の看板や広告塔には不燃材料の使用が義務付けられ、不特定多数の人が利用する建物の内装(床を除いた壁、天井、柱、扉)には建物の種類、規模、使用箇所によって防火材料3種類のうちいずれかを使用する義務があります。 | − |
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防炎物品 | ・消防法で規制 ・消防庁が管轄 ・一定の建物などでの使用が義務 | 材料に燃えにくい繊維が使用されている、もしくは防炎加工が施されて燃えにくい性質を持たせた特定の物品(カーテン、布製ブラインド、じゅうたん類、工事用シートなど)を指します。 消防法で指定されているのは高層建築物と地下街、政令で指定されているのは劇場、百貨店、飲食店、宿泊施設、病院などの場所では、消防法で定められた防炎性能基準の条件を満たした製品を使用する義務があります。 防炎物品には「防炎ラベル」が付けられており、認定を受けた製品であることを確認できます。 | ![]() 防炎ラベル見本 |
防炎製品 | ・消防法で規制 ・消防庁が管轄 ・法令に定めがなく自主的に使用 ・防炎製品認定委員会が定めた防炎性能基準などに基づき日本防炎協会が認定 | 消防法に基づく防炎性能試験に合格し、燃えにくい性質を持つと認められた防炎物品以外の防炎品(寝具類、衣服類、シート類、幕類、展示用パネルなど)のことです。 防炎製品には「防炎製品ラベル」が付けられており、認定を受けた製品であることを確認できます。 使用する人を火災から守るため火災予防上防炎性能を有することが望ましいとの考えから、消防庁などの指導により防炎製品の普及が図られています。 | ![]() 防炎製品ラベル見本 |
F☆☆☆☆ | ・建築基準法の規制対象外 ・JIS/JAS、国土交通大臣が認定 ・国土交通省告示材料で等級表示義務 | ホルムアルデヒドの放散量を示す指標であり、JIS(日本工業規格)やJAS(日本農林規格)によって定められています。 F☆(エフワンスター)から4段階の等級が設定されており、☆4つは最も安全性が高いとされる最高ランクの等級です。 壁紙などの建築材料には適切な等級の表示が義務付けられています。 F☆☆☆☆は建築基準法に基づく使用制限がないため、住宅や公共施設でも自由に使用が可能です。 室内環境の安全性を確保する目的で設けられ、シックハウス症候群の防止に寄与します。 | − |